「うん、毎年どのクラスも1年間のクラス目標を決めるんだけど、まぁ何だ、あんまり堅苦しく考えなくていいから。ちゃちゃっと作ってくれたらいいから」
「ちゃちゃっとですか・・・・」
「ホントに悪いねぇ。クラス代表になってくれただけでもありがたいのに早速こんな仕事頼んじゃって」
「あ、それは別にいいんですけど・・・」
「そうだ、広末さん、若槻君は転入生だからまだ色々分からないことあると思うし、広末さんがリードして色々教えてあげてね」
そうなのか、若槻連は転入生なのかぁ。
新たな発見。
ひなちゃんに知らせなくちゃ。
「じゃ、とりあえず来週中に、よろしくってことで」
「え、来週ですか!」
「うん、そんなに凄いの作らなくていいから。2人とも絵が得意だし、殺風景な教室だから明るい絵でも描いてくれていいからさ」
「絵ですか!!」
クラス目標なのに絵をかけって・・・・。
無理矢理すぎるよ、先生。
でも私は笹塚先生の
「2人とも絵が得意だし」
って部分だけはしっかりと聞き逃さなかった。
2人って言ってた。
やっぱり隣にいる若槻連は、あの夕焼けの若槻連だったんだ・・・。
そう確信した。
「ちゃちゃっとですか・・・・」
「ホントに悪いねぇ。クラス代表になってくれただけでもありがたいのに早速こんな仕事頼んじゃって」
「あ、それは別にいいんですけど・・・」
「そうだ、広末さん、若槻君は転入生だからまだ色々分からないことあると思うし、広末さんがリードして色々教えてあげてね」
そうなのか、若槻連は転入生なのかぁ。
新たな発見。
ひなちゃんに知らせなくちゃ。
「じゃ、とりあえず来週中に、よろしくってことで」
「え、来週ですか!」
「うん、そんなに凄いの作らなくていいから。2人とも絵が得意だし、殺風景な教室だから明るい絵でも描いてくれていいからさ」
「絵ですか!!」
クラス目標なのに絵をかけって・・・・。
無理矢理すぎるよ、先生。
でも私は笹塚先生の
「2人とも絵が得意だし」
って部分だけはしっかりと聞き逃さなかった。
2人って言ってた。
やっぱり隣にいる若槻連は、あの夕焼けの若槻連だったんだ・・・。
そう確信した。