小説家は、私の密かな目標だった。たくさんの人の心を魅了する小説家に私もいつか、なりたいと思っていた。だから、高校生になって文芸部に入って、学業と両立しながら、小説を投稿し続けていた。

小説家になれたのは嬉しかった。でも、今の私は絶不調。毎朝の20分間でアイデアを思い浮かべてみても何も出てこない。自分の学校を舞台にしてみようと思っても、何も出てこなかった。