「あっ、お姉ちゃん。」

「おかえり~美桜。あれ?君、もしかして、松原さん家の息子さん?」

「はい。そうです。えっと……」

「桜沢美波。美桜の姉です!いつも妹がお世話になってます。ってか美桜、葉山さん今から、家に来るって!とりあえずなんか出すお菓子買いに行こうって思って……。」

「先生!桜田澪先生!やっと会えましたね!」

「葉山さんっ、何でわざわざ家に来たんですか?」

「小説家辞めるって、本当ですか?」