そして現在


斗愛「 それにしても雪海、首席ってすごいねえ 」

雪海「 まぁ、それなりに勉強したから。 」

斗愛「 …私が一人でこの学園くるの心配だったからついてきてくれたんでしょ?ありがとね。 」

雪海「 …ふん(照) 」

斗愛「 雪海が珍しく照れた…! 」

雪海「 斗愛うるさい。早く行くよ。 」




父とあの約束を交わしてから三ヶ月、

私は血を吐く思いで必死に勉強をし、

約束通り首席で合格し、聖桜海学園への入学が許された。

まぁ、父さん本人は本来私を入れようと思っていた

清寒学園に私が入らなかったから不満げだが…。


まぁ、それはさておき。



斗愛「 でも雪海とは科が離れちゃったから、一緒にいる時間、少なくなるね。 」


斗愛は普通科に入り、私は怪異討伐科に入った。

雪海「 大丈夫でしょ。怪異討伐科っていっても普通科と同じクラスだし。違うところといったらたまに実技授業がある所だよ。 」

それに、

私は学校側にも斗愛とできるだけ一緒にいれるように頼んであるから。


斗愛「 そっか!それなら安心! 」

雪海「 単純ね。まだ同じクラスかどうかもわからないのに。 」

斗愛「 うっ…確かに…! 」

雪海「 …笑 」

斗愛「 あ!クラス表張り出されてる! 」



斗愛の視線の先には人がたくさん集まっているクラス分けが張り出されている掲示板。


斗愛「 見に行こっ! 」


斗愛大丈夫かな。あの子ちっちゃいから…。

斗愛の身長…148cm

斗愛「 わああああ?!?!雪海ぃぃいい!! 」


ほら、いわんこっちゃない…。


案の定斗愛は人混みに流されていた。







??「 はははっ、お前大丈夫かよ。 」






誰だあいつ。





「 僕が見てあげるよっ!名前は〜?」


ふわふわしている男子が斗愛に話しかけた。



斗愛「 あ、え、えと。 」



雪海「 …私が見る。 」 ← 173cm


斗愛「 雪海っ! 」


ぱあぁっと花が咲くような笑顔でこちらを見る斗愛。


安定で可愛い…


雪海「 …てことであんた達もうどっか行っていいっすよ。 」



???「 ちぇー、つまんないの。 」


???「 まぁ、良いじゃねえかよ。おもしれぇもん見つけたし。 」


充希「 じゃあ自己紹介だけしとくね!僕は 白凪 充希 (しろなぎ みつき)! 」


神楽「 俺は 東條 神楽 (とうじょう かぐら) ! 」



…どちらも祓い屋のそこそこの名家。


斗愛「 私は、並樹 斗愛 です! 」


充希「 斗愛ちゃんか!名前までかわいいね~! 」


斗愛「 へっ…?!?! 」




斗愛に絡むな 斗愛に絡むな 斗愛に絡むな 斗愛に絡むな 斗愛に絡むな 斗愛に絡むな