「ごめんごめん。でもほら、人いないし!」


まぁそうだけど、、って小さくつぶやいた


「ていうか聞いて!今日の英語の小テスト赤点だった泣く!39点でねあと1点足りなかった、、」


「どんまい」

「反応うすい!!」


ここ最近何を言っても無愛想な返事しか返ってこなくて、すこし寂しいけれど顔に出さないように大きな声で誤魔化す。


真白の手には1冊の小説。
どうやらそっちに夢中みたい。

「...何の本読んでるの?」

「推理小説。今主人公が犯人問い詰めてるとこ」