「…なんで?」



私の部屋には何もなかった。



ベットも、クローゼットも、机も…



「ホント、意味わからんやん…」



居間に戻り、置き手紙に書かれた住所を見つめる。



「どこやねん、ここ…」



私は、不安になって涙が溢れそうになった。




−ピンポーン



そんな時、チャイムが鳴った。