でも祐月は男の子だし、この年ごろだから隠したいこともあるよね!うん!

と、自分を納得させる。

本当は、隠し事なんて嫌だけどね。

全部、私にぶちまけてほしい。

祐月は抱え込みやすいから、私が全部支えたい。

どうしても、そう思ってしまう。


祐月が私の目から、やっと手をはずす。



「…何したの?」



そう聞くと、祐月はいたずらっぽく笑った。



「おまじない。」



おまじない…?

いたずらっぽく笑う祐月は、とてもかっこいい。

あ、カッコいいって言えば…!