体育祭が終わった後、私は今、祐月の家にお邪魔している。


祐月は両親に挨拶〜なんて言っていたから、慌てて止めておいたけど。


祐月パパもママも、なぜかすごく喜んでいた。



今、私は祐月の部屋の中で、祐月の膝の上に座っている。



「はぁ…桜楽が俺の部屋にいるとか、幸せ〜」

「私も。祐月と一緒にいれると幸せだよ。」



祐月は私の頭をいつも撫でてくれる。

心地よくて、私は祐月の手に頭を擦り寄せる。



「あ〜、桜楽が可愛すぎて死にそう」

「し、死んだらやだよ⁉」

「もう、その上目遣いが可愛い。桜楽のすべてが可愛い」



うぅ、そんなにべた褒めされるとちょっと恥ずかしい…。