午前中の種目が全て終わった。


結果。

今の順位は、赤団が圧倒的なトップに立っている。

その次に青団、黄団と続いている。


やっぱり、欠席が続いてしまった祐月よりも、ずっと団をまとめてきた流空のほうが支持も熱意も多い。

点差は100点を超えてしまっている。




「…桜楽は、奪わせないよ」



祐月は流空の後ろ姿を見て、そうつぶやく。




「じゃあ桜楽、一緒に弁当食べよっか」

「うん!私の持ってくるね!」



私達の和やかな時間は、ほんの少しでも揺らいでしまっているけれど。



信じてるよ、祐月。

私達は勝てるって。