三時間目開始のチャイムが鳴る。



三時間目は、委員会決め。

委員会を決める重要な時間みたい。


私は生徒会に入っちゃったから、他の委員会に入ることはできない。

だけど仮にも生徒会だから、誰が入っているのかとかは認知しておきたいな…。

そう思って、しっかりとクラスメイトの顔と名前を頭の中で復習する。






 「じゃあ次に…保健委員。やりたい人!」



先生が呼びかける。

と、窓際の席の生徒が手を挙げた。



祐月だ。




「碓氷くんの他に、やりたい人は?いなければ、碓氷くんに決定です」




誰も手を挙げない。

誰からともなく、拍手が沸き上がった。


祐月、委員会やるんだ…!

面倒事は嫌いな性格なのに…。


祐月の行動が意外で、私は祐月をじっと見る。