「告白…した?」
―――やっぱり。
流空もきっと気づいていたんだろう。
祐月が学校に来ていない。応援団長の仕事を放棄してまで。
気づいていて、知らない振りをしてくれたんだ。
だからこそ、隠そうとは思えなくて、私は静かに頷く。
流空も驚いた様子はなく、ただ心配そうに私を見ていた。
私達の様子から、きっと何が起こったのかはわかっているだろう。
でも、流空は聞いてきた。
「返事、は」
気になるのも、きっと仕方がないんだろう。
答えない私に、流空は答えを察してしまったんだろう。
空を見上げて、つぶやく。