「図書室、利用してくれる生徒が増えるといいね」

「はい。先生も授業まだ受け持つようになって、大変ですね」

「前に水野先生に色々言ったけど、今考えると異常な仕事量だったんだね。ちょっと酷いことしちゃったかも」

月島先生は、頬をかきながら笑った。

あぁ、やっぱり、好きだなぁ。

私はこの気持ちを抑えることができるだろうか。

抑えれば、抑えるほど、好きな気持ちは大きくなるばかりだった。

数日後。

私のバイトしているカフェに杉原先輩と時田先輩がやってきた。