次の日は、昼から、お母さんとお父さんのお墓参りに行った。

お供えする花と、二人が好きだったお菓子を買って、お墓に向かった。

「着いたぞ」

叔父さんがお墓をきれいにするために、持ってきた水の入ったバケツを置いて、お供えをした。

私たちはお墓の前で手を合わせた。

叔父さんから聞いた話では、とても仲がよかったらしい。

高校の時に入院していたお母さんに同級生でクラスメイトだったお父さんが色紙を届けたのがきっかけで二人は出会ったと言っていた。

私の記憶でも、お父さんは、お母さんの話をとても楽しそうに話していた。