「かわいい!」
茜も、箱を開けて歓声を上げている。

入っていたのは髪飾りのようだ。

小さな花があしらわれていてとても綺麗だった。

「似合ってるよ。茜」

「ありがとう。叔父さん大事にするね!」

茜も、嬉しそうに髪につけている。

「二人に喜んでもらえてよかったよ」

その日は久しぶりに三人で夕食を食べた。

叔父さんが色々な外国の写真を見せてくれたり、話を聞かせてくれたので、思わず聞き入ってしまった。

結局、話は尽きず、夜中まで三人で話をしていた。