時田先輩が杉原先輩を睨みつける。

確かに文章を書いたり、本を読むのは嫌いじゃない。

今回の合宿も楽しかった。

「わかりました。入ります。私」

「ありがとう!」

杉原先輩が、ぎゅっと私の手を握った。

そして、お盆に入った頃、叔父さんが家に帰って来た。

「志穂、茜、元気にしてたか?」

叔父さんはニコニコと笑って、とても嬉しそうにしている。

「叔父さん、おかえりなさい」

私たちは、おじさんに駆け寄った。