「お役に立ててよかったです」

そんな話をしながら、開店の準備をした。 

午前10時。

開店の時間になった。

最初に入店したのは、大学生くらいの女の人だった。 

「アイスコーヒーもらえますか?」

カウンターに座り、注文をした。

「はい。かしこまりました」