夏休みの間は、先生からの引き継ぎをしたり、国語の先生でもあるため、どのクラスを受け持つか決めるのだそうだ。

「というわけでよろしくね。志穂ちゃん」

半端強制的に合宿とやらに参加させられてしまった。



家に帰って茜にそのことを話すと、

「私も陸上部の合宿と重なってるから大丈夫だよ。でもいいなー。図書室の整理したお礼に合宿に行けるなんて」

茜は羨ましそうにしていた。