月島先生が心配そうな顔をして訪ねてきた。

「ちょっと熱中症で倒れちゃって。でも、休んだら元気になりました」

「なら、よかった」

月島先生は、安心した表情になった。

その顔を見た途端、胸が高鳴った。

え、何、これ?
「そういえば、岡本さんは月島先生のお手伝いをしてるんでしょ?」

違和感を感じたが、伊藤先生の声で我に返った。

「そうなんですよ。とても助かっています」

「でも水野先生も相変わらずよね。高校の時から変わってないんだから」