「最近暑いから体調を崩す子が多いの。横になってしばらく休みなさい」 「はい」 私はおとなしく、ベッドに横になった。 いつのまにか寝てしまったらしく、伊藤先生に起こされるまで、ぐっすり眠っていたようだ。 「伊藤さん」 「…ん」