そして私も、3年生になった。

桜も満開に咲き誇っている。

高校最後の一年を後悔のないように過ごしていきたい。

嬉しいことに、4月になってすぐに文芸部に入りたいという一年生が何人かやってきた。

私と朝倉くんは、喜んで出迎えた。

月島先生も嬉しそうにしていた。

そして、図書室も、さらに利用者が増えるように、生徒たちが読みたい本を自由に書くことができるリクエストボックスを設置した。

図書委員会も新しくできたため、私が委員長、朝倉感が副委員長になって、他の委員たちを引っ張っていった。

月島先生は、委員会まで作るとは、思ってなかったようで、あまりやりすぎないようにと、忠告したのだが、本好きの生徒が多かったので、後に入ってくる後輩を苦しめるほどの仕事量になってしまうのであった。