「で、なんで俺のところに預けに来るんだ」

「だって、水野先生、動物好きですよね?」

私たちは、美術準備室にきていた。

前に美術準備室で、亀の世話をしているのを見たことがあった。

他にも子犬を世話していたのも知っている。

「亀とか子犬とか世話してたの、知ってるんですよ」

「なんでお前がそんなこと知ってるんだよ」

まぁ亀は、退職してしまった生物の先生から引き継いで育てているようだが。

「というわけで、この子のことも、よろしくお願いします」

「お願いします」