文化祭が終わって三日が経過した。

そして文芸部には新しい仲間が加わった。

「朝倉渚です。よろしくお願いします」

朝倉くんは、ぺこりと頭を下げた。

これには、月島先生も驚いていた。

「まさか本当に、入部してする人がいるなんて…」

はじめに、朝倉くんから文芸部に入りたいと聞かされた時は私たちも驚いた。

杉原先輩と時田先輩はお互いのほっぺたをつねっていたほどだ。

「本当に文芸部に入ってくれるの?」

「はい」