そして他の子に受付を変わってもらって私たちは休憩に入った。

「朝倉くん」

私は飲み物を飲んでいる朝倉くんに声をかけた。

「ありがとう。朝倉くんのおかげで、受付、早く進んだよ」

「…別に」

小さく朝倉くんが答えた。

ダメもとで朝倉くんに、こういった。

「よかったら、文芸部にきてくれない?文集とか部の活動内容とか説明してるから。実は、今いる先輩が卒業すると私一人になって、廃部になるかもしれないから、先輩たち頑張ってるの。時間があったらでいいから」

朝倉くんは黙って聞いていたが、「考えとく」と答えてくれた。