数日後。

私たちのクラスでも文化祭の出し物をどうするか話し合いが行われた。

候補として出たのは、お化け屋敷、劇、執事メイド喫茶。

劇は、練習の時間が必要で、執事メイド喫茶は飾りつけ、接客、料理を作る人などやることが多いと言うことで、お化け屋敷に決まった。

私は受付担当になった。

他は脅かすお化け役をやりたがる人が多く、おとなしい私に受付の役が回ってきたのだ。

「あと一人受付やってくれる人、いませんかー?」

「朝倉は?何やりたい?」

男子生徒が、朝倉くんに聞いた。

「…余ったの」