「もしお米食べすぎちゃったな、ってときは、お米を豆腐に代えて作るリゾットなんかもあるよ。ささみサラダとかも、ヘルシーにお肉がとれるしおすすめ!
ご飯を抜いたりなんかしなくても、おいしくきれいになれる方法はたくさんあるよ!」


 私の言葉に、ようやく彩ちゃんの笑顔が戻ってきた。


「ありがとう、美桜ちゃん」


「どういたしまして!」


 彩ちゃんはおいしいおいしいと言いながら、チーズリゾットを完食してくれた。




「ところで美桜ちゃんは、藤ヶ谷先輩と付き合ってるの?」


 元気になった彩ちゃんから、突拍子もない話が出てきて、私は驚きの声を上げる。


「ええっ!?なんでいおり先輩!?」


「だって最近よく一緒にいるのを見かけるから。付き合ってないの?」


「付き合ってないよ!知ってると思うけど、私、初恋もまだだし!」


「そっかぁ…」


 なぜか残念そうに肩を落とす彩ちゃん。


 私といおり先輩ってそんな風に見えるのかな…?