「ちょうどいいのが降臨しそうだから、丸投げしてしまおうね」 その直後のことでした。 カチッ、と小さな音を立てて、長針がついに真上を指し…… 「ドラゴンども、ここに何用だ。まさか、私の子に危害を加えようというのではあるまいな」 魔界の序列における頂点──魔王ギュスターヴの登場です。