だからなのかな、きっと何があっても海音くんなら味方でいてくれるって思えるのは。
「……そうだよね、うまくとか考えなくていいのか」
「そうそう! ほら、できたぜ!」
気付いたら、あっという間に大きなホットケーキが出来ていた。
「ほら、食ってみ」
海音くん特製の大きなホットケーキができあがった。
とろーり、はちみつがたっぷりかけられる。甘い匂いに、お腹がぐるると鳴った。
「いっぱい食っていいからな」
「あ、ありがとう……じゃあ、いただきます」
ぱくり。食べたら、今まで食べたことないぐらい美味しかった。
「すっごくおいしい……!」
「だろ? おいしくなるように作ってるからな」
大きいから、二人で半分にした。
でも食べるのは海音くんのほうが早くて、わたしも急いで食べないとって思ったら、
「ゆっくりでいいぜ」
ものすごく優しい顔で言われたから、少しだけ急いで食べた。
「ふう……お腹いっぱい」
「よかった、きいっち、朝は顔色あんま良くなかったからさ」
「え、そうだった?」
変装する時間を優先したから、朝ごはんは食べてこなかったのがバレてたみたい。
お礼を言いながら、空っぽになったお皿を見る。
「海音くんはどうしてそこまで食べ物が好きなの?」
「母さんが料理人だったんだ」
「そうなんだ! あれ、でも、だったって……今はちがうの?」
「……そうだよね、うまくとか考えなくていいのか」
「そうそう! ほら、できたぜ!」
気付いたら、あっという間に大きなホットケーキが出来ていた。
「ほら、食ってみ」
海音くん特製の大きなホットケーキができあがった。
とろーり、はちみつがたっぷりかけられる。甘い匂いに、お腹がぐるると鳴った。
「いっぱい食っていいからな」
「あ、ありがとう……じゃあ、いただきます」
ぱくり。食べたら、今まで食べたことないぐらい美味しかった。
「すっごくおいしい……!」
「だろ? おいしくなるように作ってるからな」
大きいから、二人で半分にした。
でも食べるのは海音くんのほうが早くて、わたしも急いで食べないとって思ったら、
「ゆっくりでいいぜ」
ものすごく優しい顔で言われたから、少しだけ急いで食べた。
「ふう……お腹いっぱい」
「よかった、きいっち、朝は顔色あんま良くなかったからさ」
「え、そうだった?」
変装する時間を優先したから、朝ごはんは食べてこなかったのがバレてたみたい。
お礼を言いながら、空っぽになったお皿を見る。
「海音くんはどうしてそこまで食べ物が好きなの?」
「母さんが料理人だったんだ」
「そうなんだ! あれ、でも、だったって……今はちがうの?」