「わたしは担任の間宮です。このまま教室に行きましょうね」
「よ、よろしくお願いします!」
頭を下げると、間宮先生はにこりと微笑んだ。
とりあえず先生は優しそうだ。
あとはクラスの人たちとうまくやれるといいんだけど。
2ーA。今日からここが私の教室。
朝からいろんなことがあって、初日の挨拶がすっかり飛んでしまった。
なんて言おうか。嚙まないようにしないと……それから、もう女の子らしくいるのはやめたんだ。
ちょっと男の子っぽくいこう!
「じゃあ涼風さん、入ってきて」
先に教室に入ってた間宮先生から呼ばれる。
いよいよだ……はあ、だめだ、緊張してきた。
すう、はあ、と何回か深呼吸を繰り返す。
大丈夫、ここは前の学校じゃない。わたしはやり直すって決めたんだから。挨拶だけはしっかりしないと。
ゆっくりと教室に入ると、
「転校生?!」
驚くような声があっちこっちから聞こえてきた。
わたしがくることは全然に知らされてなかったみたい。
受け入れてもらえなかったらどうしよう……。
「静かに、みんなが期待してるように今日からここのクラスの一員になる涼風さんです。自己紹介できる?」
「は、はい」
顔を上げると、いろんな人と目が合った。
こんなにも注目されるのは初めてだ。
「え、男?」「スカートじゃねえよな?」「でも、さんって言ってなかったか?」
「よ、よろしくお願いします!」
頭を下げると、間宮先生はにこりと微笑んだ。
とりあえず先生は優しそうだ。
あとはクラスの人たちとうまくやれるといいんだけど。
2ーA。今日からここが私の教室。
朝からいろんなことがあって、初日の挨拶がすっかり飛んでしまった。
なんて言おうか。嚙まないようにしないと……それから、もう女の子らしくいるのはやめたんだ。
ちょっと男の子っぽくいこう!
「じゃあ涼風さん、入ってきて」
先に教室に入ってた間宮先生から呼ばれる。
いよいよだ……はあ、だめだ、緊張してきた。
すう、はあ、と何回か深呼吸を繰り返す。
大丈夫、ここは前の学校じゃない。わたしはやり直すって決めたんだから。挨拶だけはしっかりしないと。
ゆっくりと教室に入ると、
「転校生?!」
驚くような声があっちこっちから聞こえてきた。
わたしがくることは全然に知らされてなかったみたい。
受け入れてもらえなかったらどうしよう……。
「静かに、みんなが期待してるように今日からここのクラスの一員になる涼風さんです。自己紹介できる?」
「は、はい」
顔を上げると、いろんな人と目が合った。
こんなにも注目されるのは初めてだ。
「え、男?」「スカートじゃねえよな?」「でも、さんって言ってなかったか?」