口元まで出そうな声を唾と一緒に 飲み込んでから震えそうな手に力を込めて 静かにカップを置いた。 『奈央が悪いわけじゃない‥‥ただ 俺が一緒にいるのが無理で辛くなった。』 ズキン 「‥‥‥そっか‥‥分かった。 ごめんね、辛くさせて‥」