ニヤリと笑った東井さんは、
お返しかと言わんばかりに
私のボサボサにまとめた髪を
これでもかとグシャグシャに撫でてきた
『あ!!東井さん、何二人で飲んでんですか?
早く戻ってきてくださいよ!』
個室から出てきた社員さんに
呼ばれた私たちは、
なんとなく目を合わせて笑ってから
忘年会をその後も楽しんだ。
『奈央、このあと槙の店で飲み直さないか?』
順番にタクシーに乗る人や、
駅に向かう人を見送る中、
こそっと耳元で言われた言葉に
小さくうんと頷き、
最後のタクシーに三人で乗り
主任をおろした後、槙さんのバーに
やってきた。
お返しかと言わんばかりに
私のボサボサにまとめた髪を
これでもかとグシャグシャに撫でてきた
『あ!!東井さん、何二人で飲んでんですか?
早く戻ってきてくださいよ!』
個室から出てきた社員さんに
呼ばれた私たちは、
なんとなく目を合わせて笑ってから
忘年会をその後も楽しんだ。
『奈央、このあと槙の店で飲み直さないか?』
順番にタクシーに乗る人や、
駅に向かう人を見送る中、
こそっと耳元で言われた言葉に
小さくうんと頷き、
最後のタクシーに三人で乗り
主任をおろした後、槙さんのバーに
やってきた。