『奈央、ここ座って一緒に飲もうか?』
「奈央って‥‥
あのいいんですか?戻らなくて」
名前呼びを普通にしてきたので
焦りながらも、隣の椅子をひかれたので
とりあえずそこに座ると、
カウンターに向かってメモした紙を渡した。
『大丈夫だろ。一杯だけ付き合って。』
東井さんもしかして酔っ払ってる?
いつもよりも目が少しだけトロンと
している気がするけど、私に
向けられた視線は変わらず優しいままだ。
「い、一杯だけですよ?」
すぐに出されたお酒のグラスを
カチンとぶつけると、肘をついた
東井さんがこちらを見てきた。
「東井さん?」
『奈央さっき向こうでは普通に話してたのに、
俺とはなんで敬語に戻るの?』
ドキン
「奈央って‥‥
あのいいんですか?戻らなくて」
名前呼びを普通にしてきたので
焦りながらも、隣の椅子をひかれたので
とりあえずそこに座ると、
カウンターに向かってメモした紙を渡した。
『大丈夫だろ。一杯だけ付き合って。』
東井さんもしかして酔っ払ってる?
いつもよりも目が少しだけトロンと
している気がするけど、私に
向けられた視線は変わらず優しいままだ。
「い、一杯だけですよ?」
すぐに出されたお酒のグラスを
カチンとぶつけると、肘をついた
東井さんがこちらを見てきた。
「東井さん?」
『奈央さっき向こうでは普通に話してたのに、
俺とはなんで敬語に戻るの?』
ドキン