「と、東井さんは
 どうして私なんかとその‥
 友達になりたいんですか?」


歳も二つ上で接点なんて特にないのに、
上司と部下の関係ではだめなのだろうか?


隣に座る私服姿の東井さんが
スタイル良すぎて素敵で、
酔っているからかもしれないけど
いつもと違って別人に見えてしまう



いつもスーツ着たら似合いそうなんて
思ってたくらいだけど、私服も素敵だな‥‥


『ん、まずはなんとなく
 友達になってからかなって。
 こう言う時気軽に誘いやすいし、
 休みの日も友達なら会えるから。』


確かに‥‥

ただの上司と部下の関係で
こんな気軽に自宅に招くことって異性だと
誘いにくいけど友達なら来やすい‥‥


それに東井さんと過ごす時間は
楽しくて居心地がいいから
全く嫌じゃないんだよね‥‥


「‥‥じゃあ今日から友達です。」


ニコッと笑って東井さんの方を向いたら、
驚いたのか顔を背けて口元に手を当てている。


ん?何か変なこと言った?


気になって
体を少しだけ東井さんの方に近づけて
肩に手を置くと、東井さんが振り向き
一気に距離が縮まる