『それで?‥‥
 あんた悠介さんとは本当に終わったの?』


「‥‥‥うん、そうみたい。」


仕事休みの土曜日


大学から仲良くなった親友の清香(きよか)と
一月ぶりのランチをしていた。


清香はわたしの歴代の彼氏、
‥‥彼氏といえないような人との付き合いも
全部見てきた唯一の親友なのだ


『ふぅん‥あんた案外あっさりしてるのね?
 今までの変人たちの時の方が
 よっぽど落ち込んでなかった?』


変人って‥‥酷い言われようだ



でもよくよく考えると、
ほんとに愛されてるって感じで
付き合った人っていなかった気がする


わたしの方が好きで惹かれて
結局フラれるパターンばかりで、
相手から付き合ってくださいって
いうのはなかったかも。


だから悠介の方から言ってくれたのが
初めてだったから、今までとは違うって
何処かで感じてたんだよね‥‥


「報告遅くなってごめん。
 とりあえず今回もダメだったから
 暫くはもう恋愛はいいかな‥‥ちょっと
 疲れたのもあるし。」


悠介と別れてから二ヶ月、
いつもだったらすぐ清香に電話してたのに
今回は意外と大丈夫だったんだよね‥

なんでだろ?