次の日――。


「・・・・」


あたしの靴がない。
でも、これは想定内だ。
鞄からあらかじめ
買っておいた靴を出した。

この調子だとどうせ・・・


ガラッ


ドアを開ける。
すると一同はあたしに
冷たい視線を向ける

「あ~明ぅ♪ お・は・よぉ☆」


「坂本」は何か本のようなものを
持っていた。

「明ぅちゃんとスケジュール表は書かないとぉ~」

笑い気味に「坂本」はその本を
あたしに見せつけた。
それは、あたしのスケジュール帳だった。
めんどくさがりなあたしの
スケージュール帳の中身は
勿論真っ白だ。

昨日、そういえば学校に
置いて行ったかもしれない。

あぁ机、漁られたのか。