結局

その日一日中、
「あいつ」は一人だった。
だが、クラスは何も変わったことはない。
うるさい奴が減った。
それぐらいにしか皆思っていない。

しいて言うなら來瑠沢の表情が
柔らかくなったことだけ。





俺、どうすればいいんだ・・・・。



「あいつ」は平気そうにしている。
けど、大丈夫なのだろうか?







俺は、「あいつ」がさらに気になった。