その日はというもの 移動教室のときも一人、 体育のペアも一人 休み時間は自分の席で 寝ているか本を読んでるか、 とにかく一人。 そして堂々と悪口を言う「友達」。 筆箱にあったはずのペンも 数本無くなった。 來瑠沢さんは自分をいじめる人が居なくなって 少し表情が柔らかくなっていた。 あぁ、あたしは一人になってしまった。