夢の記録

大学時代からの親友が夢に出て来た。
 どうやら私は38年前のキャンパスに居るらしい。
 木漏れ日の中にあるベンチに座っている。周りには学生が多数、歩いてたり、ベンチに座ってたり。
 背後から知った声がしたので振り向くと、親友のEちゃんが男子学生に話しかけている。内容は聞こえないけど、「どうする? 来る?」的なことを言っている。彼女はこの後学友会の事務局で執務をするはず。私も時間になったら行くことになっているらしく、まだ早いけれども彼女たちの後をついて行く。
 学友会事務局には他にも数人学生たちが居る。私は彼女に声をかけて3人は同じテーブルに座る。何故か日本酒が出て来て、Eちゃんが、
「鶏の手羽先煮あるんだけど食べる?」
と言って冷蔵庫から出して来て、電子レンジに入れるため、キッチンシンクの下からラップフィルムを取り出そうとしている。
 その時周囲から、
「なんで日本酒があるの?!」
と言う非難の声が。あれ? 設定としては私はまだ19歳だし、学友会室は禁酒禁煙? でもそんなうるさいことを言う人は居ないはず。
「あら大変」
 なんて言いながら、でも隠さずに、鶏の手羽先煮を肴にしたくてラップを探す。無い。あ、鍋の蓋がある。これを使おう、と手を伸ばしたところで目が覚めた。
 懐かしい光景。とは言え、私は学友会に関わったことは無いんだけどねー。

 夢は記憶から作られる。