「「、、、え?」」
2人の言葉に病室の空気が暗くなる。
やっぱり、、、私、、、。
「律樹が目を覚まさないかも、???」
「えぇ。結花ちゃんから聞いてない??」
「聞いて、、、ないです、、、。」
沙希ちゃんが絶望したような表情をする。
1番最初に言わなきゃだったのに私忘れてた、??
「だから結花、あんなに慌ててたのか、?」
琉斗くんが私の見る目が少し裏切られた。そんな目をしている気がした。
「ご、ごめ、ごめん、!!言ったと思ってたんだけど言ってなかったんだね、、、。」
ど、どうしよう、、、。この空気、、、。
「ま、まぁ、誰でも間違いはあるし、!!大丈夫だよ!!結花!!」
そうゆう沙希ちゃんは笑っていたがちゃんと笑えていなかった。
あ、ダメだ、、、これ、、、。私、、、。
「って目覚めないかもって、、、?」
沙希ちゃんは少し焦りながら律樹くんのお母さんに聞く。
「頭から落ちたっぽくてね。だから目覚めたとしても記憶喪失になってる確率が高いみたいでね、、、。」
「そう、、、なんだ、、、。」
沙希ちゃんの声はいつもと違う元気の無い声だった。
「じゃ、じゃあまた結花と同じ時みたいに、、、。」
「なる可能性の方が高いわ。」
琉斗くんも沙希ちゃんも絶望したように話を聞いていた。
「、、、ごめんなさい。今日は帰らせてください。」
琉斗くんは律樹くんのお母さんをじっと見つめて言う。
「そ、そう。わかったわ。気をつけて帰ってね。」
少しびっくりしながらも笑顔で琉斗くんに言った。
「沙希も行くぞ。」
「え?!」
沙希ちゃんは少し名残惜しそうにしながら琉斗くんに連れて行かれた。
私は律樹くんの病室に残ってしまった。
「えっと、、、結花ちゃん大丈夫、??」
心配そうにお母さんは私を見る。
「あ、はい、、、、。私が言い忘れていたことが悪いので、、、。」
「そう、、、。」
病室に沈黙が流れる。
どうしたら良かったんだろう、、、。
2人を傷つけたよね、、、。
そんな時

ーガラガラー

急にドアが開く音がして私は顔をあげるとそこには