「私さ好きな人がいたの。結花ちゃんも知ってるよ。」
「え？」
私も知ってるの？！？！き、聞いたことないけど、、、。
「隼斗って分かる？？」
は、隼斗、、、？、、、あ！！
「隼斗くん？！」
「そうそう！！」
隼斗くんは愛菜ちゃんと一緒で心臓の病気だった。
「隼斗くん元気にしてる？？」
私は元気にしてる、、、そう思い愛菜ちゃんに聞くが愛菜ちゃんは悲しそうな顔をしながら言った。
「少し前に亡くなったんだ。」
、、、え、？？
「病気が悪化して。そのまま。」
「そっか、、、。」
私は愛菜ちゃんになんて声をかければいいのか分からなかった。
「私ね。後悔してるの。何もしてあげられなかったって。」
そっか、、、。
「それはね。多分律樹さんと同じ気持ちなんだよ。結花ちゃんを助けられなかった思いと隼斗に何もしてあげられなかった思い。似てると思わない？」
確かに似てる、、、。
私は愛菜ちゃんを見て頷く。
「だから私は後悔してる。だから律樹さんも後悔してると思ったんだ。だから結花ちゃんを
助けられて安心してると思うよ。」
そうだといいな、、、。
「ってごめんね！こんな暗い話しちゃって」
「ううん！いいんだよ。お互い様だよ」
「結花ちゃん。」
不意に愛菜ちゃんが真剣な顔をした。
「後悔しないように頑張ってね」
そう言い微笑んでくれた。
「うん！！」
私は笑みを浮かべた。