「、、、。」
私は目覚めてから数日が経ち、色々検査をしたが問題は見つからず、すぐに他院出来るという事だった。
でもリハビリなどが必要で今もまだ入院しているが1人で歩けるぐらいにはなっていた。
私はそれより律樹くんのことで頭がいっぱいだった。
私のせいで律樹くんが重症なんだ、、、。
律樹くんは頭から落ち、手術をすることになり一命は取り留めたがまだ目覚めていないという状況だった。
私も1週間ほど目を覚まさなかったらしい。
私のせいだ、、、。
私が落ちたから、、、。
私が、、、ってこんなこと思っても律樹くんは目覚めないのに、。
、、、少し散歩してこようかな、、、。
私は気を紛らわせるために病室を出た。
中庭に行こうかな、、、!!
私はそう思い中庭へ向かった。
「久しぶりだな、、、。」
ここの病院は私が昔落ちた時にお世話になった病院だった。
あの時はなんで病院にいたか分からなかったな、、、。
多分無理やり思い出させたくなかったのかな、、、??
そんなことを思っていると
「あれ、?もしかして結花ちゃん??」
そんな声がして振り向くと女の子がいた。
なんで私の名前を、、、??
「あ!!やっぱり結花ちゃんだ!!久しぶりだね!」
、、、だ、誰だろう、、、??
会ったことあったっけ、??
分からないことを察したようで女の子は微笑みながら言った。
「忘れちゃった??私だよ!愛菜だよ!」
愛菜、、、って、え?!?!
「愛菜ちゃん?!?!」
思い出した!!
病室が隣でいっつも遊んでもらってて仲良くしていた子だ!!!
「やっと思い出してくれたか〜!!!」
そう言いながら愛菜ちゃんは微笑んだ。
愛菜ちゃん確か心臓の病気だったよね、、、!
まだいるってことは治ってないってことだよね、、、。
そう思っていると愛菜ちゃんが不思議そうに私を見て質問した。
「結花ちゃんなんでここに〜??」
「えっと、、、崖から落ちて、、、。」
私が苦笑いしながら言うとびっくりしたようにしていた。
「大丈夫なの?!?!」
「あ、うん、、、。」
律樹くんのおかげ、、、、なんだけどね、、、。
まだ律樹くんは目覚めてないけど、、、。
ってここでこんなこと考えちゃダメだ、、、。こんなこと考えないようにここに来たのに、、、。
私が少し落ち込んでいると愛菜ちゃんが心配そうにこちらを見た。
「結花ちゃん何かあったの、、、?」
私は心配そうに言ってくれる愛菜ちゃんに全てを話すことにした。