みんな食べ終わりカフェを出る。
律樹くんとあの話をした後ずっと気まずい空気が流れていた。多分それを沙希ちゃん達も感じ取っているだろう。
申し訳ない、、、。
そう思っていた時
「ねね!別行動しない??」
えっ?別行動、???
な、なんで?!
「私さ、琉斗とまわりたいんだけど、、、。」
え、?!?!
ってことは律樹くんとまわるってこと?!
琉斗くんは少しびっくりしながらも嬉しそうに頷いた。
ま、待って、!!!
「いいよね?結花?」
「あ、、、うん、!」
沙希ちゃんの有無を言わせない雰囲気に頷いてしまう。
ど、どうしよう、、、。今めちゃめちゃ気まずいのに、、、。
「じゃあ別行動ってことで!」
そう沙希ちゃんは言い、私の目の前に来る。
「結花。ちゃんと自分の気持ち話すんだよ。」
沙希ちゃんは言うだけ言って琉斗くんと去っていった。
そう、、、だよね、!!!ちゃんと言わなきゃだよね、!!誤解させたままにしたくないし、、、。ちゃんと律樹くんと話そう、!!
緊張するけど、、、、。
そう意気込んでいたのだが
「嫌だよな、俺とまわるの」
「そんなことないです、!」
私は否定するものの律樹くんは暗い表情をするだけだ。
とりあえず私に出来ることは、、、。
「り、律樹くん!!お店まわりましょ!!」
とりあえず今できることはこれしかない、!!
律樹くんは私の提案にびっくりしていたが頷いてくれた。
ど、どこに行こう、、、、。
そう思った時私の目に雑貨屋さんが入ってきた。
「あそこの雑貨屋さん行きませんか、?」
私は少し不安になりながら律樹くんに尋ねると頷いてくれる。
喋ってはくれない、、、か、、、、。
そう思いながら雑貨屋さんに向かった。

私と律樹くんの中に微妙な空気が流れながら雑貨を見て回っていたら可愛いイヤリングを見つけた。
あ!このイヤリング可愛い!!
でも絶対に似合わない、、、。
沙希ちゃんなら可愛いかも、!!!
沙希ちゃんにプレゼントしようかな、??
でもこうゆうの持ってそうだよね、、、、。
そう思いながらイヤリングを見ていると横から手が伸びてきてそのイヤリングが誰かに取られた。
あっ、!!い、イヤリングが、!!!
そう落ち込みながら手が伸びてきて方を見た。
「へっ?!」
見ると律樹くんが私の耳の近くにイヤリングを持ちながら私の方を見ていた。
ななななななな、何?!?!
というか手が近い、!!!
手が触れそうな距離で私はドキドキしていた。
「結花これ欲しいの?」
「え?」
急な律樹くんの問いに動揺してしまう。
「欲しいんですけど似合わないかなって思って、、、。」
そう自分で言っておきながら落ち込んでしまう。似合わないよね、、、。
「ふーん」
律樹くんはそう返事をしながらそのイヤリングを見た。
他のとこ雑貨見よ、!!!
落ち込んだ気持ちを無くそうと謎に気合を入れ他のところを見ることにした。

新しいハンカチ、!!!!
私はハンカチを買って雑貨屋さんを出た。
よし、!!ちゃんと律樹くんに気持ちを伝えよう、!!!誤解だって!!
そう思い律樹くんの方を振り返ったその時
「ちょっと結花、そこの椅子に座って休憩しよ」
「は、はい!」
タイミングいい、!!
よし!ここで話そう、!!!!
そう思いながら言われたところに座る。
言おう!!
そう思い私が口を開こうとした。が、
「結花。手出して」
「へ?」
手、???
私は言われた通りに手を差し出した。
なんだろうそう思いながら手をじっと見つめていると私の手に何かが乗せられた。
「え?!あのイヤリング?!」
私の手に乗せられたのはあの時可愛いと思ったイヤリングだった。
「欲しそうにしてたから買った。」
「で、でも似合わな」
そこまで言ったが律樹くんの手で口を塞がれた。手、!手!!
「似合わないとか言うなよ。」
律樹くんはそう言い私の口から手をどけ、私の耳にイヤリングを着けた。
「ん。可愛い」
か、か、かわっ!かわ!!!
「あ、その、えっと、、あ、ありがとうございます、!!!」
少し照れながら私は律樹くんに笑顔を向けた。
その時律樹くんが大きいため息をついた。
ど、どうしたんだろう、??
「良かった。喜んでもらえて。嫌われてるのに」
、、、あ!!!
誤解解くの忘れてた!!!
そう思い私は焦り気味に律樹くんに伝える
「あの!!別に嫌ってないです!!」
「じゃあなんで避けてたの?」
うぐっ、、、。
言うしかないもんね、!!!
「えっとその、、、ど、ドキドキしちゃって、、、。」
「え?」
律樹くんは困惑したように私を見ていた。
き、聞こえなかったかな、?
「だ、だからその、ドキドキしちゃって!!」
「、、、は」
律樹くんはそれだけ言って固まってしまった。
う、うぅ、、、。
私は恥ずかしくなってしまい俯いてしまう。
引かれたかな、、、。
そう思っていたら
「____かった、、、。」
へ、??
私はバッと顔をあげると安心したような律樹くんの顔が目の前に合った。
ち、近っ?!
私は離れようとしたら律樹くんに手で顔を挟まれる。
「嫌われてなくて良かった。」
、、、誤解解けた、??
よ、良かった、、、。
私は誤解が解けた安心で体の力が抜けてしまう
「っあぶな」
それを律樹くんは支えてくれた。
ほんと良かった、、、。
「でさ、聞きたいんだけど」
少し律樹くんは聞きづらそうにしながら私と目を合わせ、こう言った。
「ドキドキするってどうゆう??」
、、、へっ?!
な、ななななな!!なな!!!
私は恥ずかしさと混乱で開いた口が塞がらなかった。
しかもなぜだか目を逸らせない。
い、言うしかないの、?!これ、、!
私は勇気を出して口を開いたその時

ートゥルルルルルー

私の携帯の音が鳴った。
私はその音で我に返り携帯を見ると沙希ちゃんだった。
私は電話に出た
「は、はい!」
「結花〜??そろそろ合流しよ!!」
「あ、うん!」
「別れたとこ集合で!!」
それだけ言って沙希ちゃんは電話を切った。
「沙希ちゃんがそろそろ合流しようだって、!」
私が少し不安げに言うと律樹くんはちょっと面倒くさそうにしながら頷いた。
というか、、、。
さっきの、、、。は、恥ずかしすぎる、!!!
そう思いながら沙希ちゃん達と合流した。