「大丈夫かな、、、、沙希、許してくれなかったらどうしよう、、、。」
琉斗くんは不安そうにしながら俯いていた。
「大丈夫だよ！きっと！！！」
ちゃんと謝ればきっと沙希ちゃんも許してくれる！！、、、って沙希ちゃんは勢いで嫌いって言っちゃっただけだしそんなに心配しなくても大丈夫なんじゃ、、、？？？
私はそう思っていたら教室に着いた。
「、、、よし。教室に入ったら沙希に話しかけて謝る。それから俺の気持ちをちゃんと言おう、！！！」
琉斗くんは決意したようにしていた。
ほんとに沙希ちゃんのことが好きなんだな〜
私がそう思っていると琉斗くんがドアを開けた。その瞬間クラスメイト達の視線が私たちに向いた。
うっ、、、気まずい、！！！！
今朝と一緒だよ、、、。
私はそう思いながら教室に入った。
琉斗くんは深呼吸をして教室に入っていた。
少し不安そうにしてる琉斗くんに私は声をかけた。
「琉斗くん、頑張ってね！！」
私はそう小声でいい、ガッツポーズをした。
琉斗くんはそんな私を見て微笑みながら
「結花、巻き込んでごめん。仲直りしてくる！！」
琉斗くんはそれだけ言って沙希ちゃんの元へ急いだ。
クラスメイト達はみんな琉斗くんの様子を見ていた。
きっと大丈夫、！！！
私はそう思い自分の席へ座る。
自分の席から沙希ちゃん達を盗み見た。
琉斗くんが沙希ちゃんの目の前に立った。
「沙希、！！！」
琉斗くんが真剣そうな顔をしながら沙希ちゃんを見つめる。
沙希ちゃんは琉斗くんを見た。
琉斗くんは見てくれたのに安心したのか口を開いた。
「沙希＿＿＿＿」
開いたが
「ふん！！！」
と沙希ちゃんが琉斗くんから目線を逸らした。
さ、沙希ちゃん〜〜〜〜〜！！！！！
琉斗くんはびっくりした様子だったが状況を理解したのか俯きながら自分の席へと戻って行った。
沙希ちゃん、、、なんで？！？！？！
私がそう混乱していると沙希ちゃんは立ち上がり私の元へ来た。
そして沙希ちゃんは俯きながら小声で
「結花、、、どうしよう、、、私のせいで仲直り出来なかった、、、。琉斗が話しかけてくれたのに、、、昨日のこと思い出しちゃって話せなかった、、、。」
どうしようどうしよう。と呟く沙希ちゃん。
、、、また嫌いって言われるかもって思っちゃったのかな、？？
「沙希ちゃん！大丈夫だ＿＿＿＿」
私がそう口にした時、教室のドアが開き、先生が入ってきた。
「もう時間だぞー席に着け〜ってなんかあったか？」
先生は不思議そうにしながら私たちに聞く。
だが誰も答えずみんな自分の席に座る。
沙希ちゃんはフラフラしながら自分の席に座っていた。
う、うーん、、、どうしたら良かったんだろう、、、。私に出来ることあるかな、、、？
でももう思い浮かばないよ、、、。
、、、そうだ、！！律樹くんに案を、、、！！
って迷惑かな、？？
、、、ううん。沙希ちゃん達の話だから相談には乗ってくれるはず、！！！
私はそう思いながら窓から空を見ていた。