「ってことがあってさ〜!!!!」
沙希ちゃんは私に泣きながらすがりついてくる。
私はひと通り昨日の出来事を教えてもらった。
、、、それは、、、、、、。
「琉斗くんが悪いね。」
「だよね〜〜〜!!!!」
沙希ちゃんが泣きながら頷いた。
ただの琉斗くんの勘違いなんだけどな、、、。
「私もムキになって言い返しちゃったけどさ〜〜〜!!!絶対琉斗が悪いよ〜〜〜〜!!」
うーん、、、。
「イラってくるのは分かるけど追い打ちをかけるように『大っ嫌い』って言っちゃうのは良くは無いけどね」
「結花が正論言ってくる〜〜〜!!!」
どうすれば琉斗くんの誤解が解けるんだろう、、、??
「私仲直りしたいけど琉斗と気まずくて話せないよ〜〜〜!!!結花どうしよう〜〜〜!!!」
、、、私に出来ることってあるかな、、、??
沙希ちゃんは仲直りしたい、、、琉斗くんはどう思ってるんだろう、、、??
、、、琉斗くんの気持ちを私が聞いて沙希ちゃんに言う???、、、うーんでも勝手に琉斗くんの気持ちを言うのは良くないし、、、。
、、、、、あ。分かった
「沙希ちゃん!!!いい方法思いついたから私は試すね!!」
「、、、え??どんな方法??」
どんな方法、、、か、、、、。
「今は言えない!!けどきっと仲直り出来る方法だよ!!」
沙希ちゃんは少し不安そうにしながら
「、、、分かった。結花を信じる。」
そう言ってくれた。
その時

ーキーンコーンカーンコーンー

「あ!もう時間じゃん!!!!早く教室戻らないと先生に怒られる〜!!結花早く戻ろ!!」
沙希ちゃんは少し元気を取り戻したのか笑顔を向けてくれた。
、、、仲直り出来るかわかんないけど琉斗くんの背中を押すことしか出来ない、!
「うん!戻ろっか!」
私はそんなことを思いながら沙希ちゃんと一緒に教室に戻った。