こ、こ、こ、、、恋人、?!?!
「いやいやいや!!めっそうもない!!!付き合ってないです!!!断じて!!!」
私が焦りながら誤解を解くように言う。
律樹くんはぽかんとしたように私を見ていた。
「え、でも母さん大切な人だって言ってたし毎日お見舞い来てくれたりしてたらしいし今だってノートくれたりしてるじゃん。違うの??」
「ち、違います、!!お母さんのはただ、大事なクラスメイトって話だし、お見舞い来てたのはただ来たかったからだし、ノート渡したのも授業遅れたら大変って思って渡しただけで、、、。」
「そう、、、なのか、?じゃあ、ただの俺の勘違いか」
少し安心したように、でも少し悲しそうにもしていた。
ぅぅ、、、、。
「なれることならなりたいけど、、、。」
今は仲良くなることが目標だから、!!
「え?」
「え、?どうしたんですか、?」
律樹くんを見ると少し照れたようにしていた。
、、、あれ、?もしかして、、、言葉に出てた、?!?!
「あ、いや、えっと、、、、ち、違くて、、、えっと、、、、仲良くなりたいってことで、!!」
動揺してるのバレバレだよ〜!!!
私が焦ったようにしていると律樹くんは微笑んでいた。
「いやさ、俺、付き合ってるから琉斗達今日来なかったのかなとか思って」
、、、あ、そうゆう考えもあるのか、、、。
って訂正しなきゃ!!
「えっと、2人ちょっと喧嘩というか、、、少し言い合いというか、、、してて、でも沙希ちゃんが琉斗くんに話に言ってるので多分大丈夫ですけど、それがあって今日来てなくて、!」
後多分私に気を使って2人っきりにさせてくれてるのもあると思うけど、、、。
「2人が喧嘩、、、か、珍しいな」
「ですよね、!」
確かに2人が喧嘩してるとこ見たことないかも、!!昔とかも記憶にない、!!
「大丈夫ならいいんだけどな」
律樹くんは少し心配そうに言っていた。
ふと私が時計の方を見るともう時間になっていた。
「あ、そろそろ帰ります!!また来ます!!」
私はそう言い、カバンを持ち立ち上がった。
「ありがとう。気をつけて帰ってな」
「ありがとうございます!!また!」
律樹くんはやっぱり優しいな、、、。
そう思いながら私は病室を後にした。