、、、つ、疲れた、、、。
検査ってあんな大変なのかよ、、、。
すぐ終わると思ったら大間違いだったわ、、、。
俺はあの後検査があり検査の結果記憶喪失という事が判明した。
だが、覚えているものもあれば覚えていないものもあるらしい。
、、、じゃあやっぱりあいつは記憶が無いだけで俺の知り合いだったってことだよな。
でも何度見たってほんとにわかんないんだけど
でも頭のどこかで覚えてんのかな?
そんなことを思っていたら勢いよく病室のドアが開いた。
「、、、!!律樹、!」
「、、、母さん。そんな慌ててどうしたんだよ」
母さんがびっくりしたような、少し安心したような顔をしていた。
「慌てるわよ!!目覚める確率低いって言われていたんだから、!でもまぁ私の息子はそんな弱くないものね!!」
母さんはそう言いながらも泣きそうになっていた。
とんだ強がりだよ。
そんなことを思っていたら母さんは近くの椅子に腰をかけた。
「律樹、1部記憶喪失なんですってね」
、、、知ってんのか。
「そうらしいな。よく分かんねぇけど」
どうでもいい。記憶なんて。琉斗たちの記憶があるならなんでもいい。琉斗たちといた記憶が1番、、、1番、、、、??
、、、いや、1番大切、、、なはずだよな、??
頭の中でそう思っていたが何故か何故だかそう思うのをダメと言っているみたいに考えてる間頭が痛かった。
「というか律樹は何を忘れているかわかってる感じ?現状で」
現状俺が分かってない記憶、、、今はあれだけだな。
「、、、あいつ」
「、、、は?あいつじゃ分かるわけないじゃない」
母さんがはあ?という顔をしていた。
俺は母さんと目を合わせて言う。
「結花ってやつ」
そいつとの記憶はない。
俺がそう母さんに言うと母さんはえ?とでも言うように口を開いていた。
「え?結花ちゃんのこと??いやいや、冗談言わないでよ。」
「冗談じゃない。ほんとに知らない。というか沙希たちと同じ反応すんなよ」
親同士が仲良いからって子供と親が似ることあんのか、???
「え、じゃあほんとに分からないの、、、。で、でも沙希ちゃんたちは分かるの、??」
「沙希たちを忘れることあるか??」
あいつらは忘れないだろ。
あいつらだけ____
あいつら、、、だけ、??
なんか、モヤがかかったような気がする、、、。なんだ、??
「そう言うなら結花ちゃんのことを忘れちゃダメでしょ、、、。」
「なんか言った?」
母さんの、声が小さすぎてよく聞こえなかった。
なんて言った??
「、、、なんでもないわ。あ!そうだ!じゃあ結花ちゃんのこと色々教えてあげる!」