「ちひろちゃん、今日はとりあえず帰るね。また様子見に来るから」 「…はい。ありがとうございます」 僕が打ち明けた夢の話を聞いて、ちひろちゃんは驚いていたけど、納得もしているようだった。 少しだけ、心を開いてくれたようにも感じたし、ちひろちゃん自身の安心材料も、増えたんじゃないだろうか。 これは、僕も安心できる。ちひろちゃんを救える確率が高くなるから。