「班長、篤見です。先週の事件の、被害者の女の子ですが。前のあの子と同じことが起きまして…。何とか大丈夫だったんですが、今日はもう少し病院に居ても良いでしょうか?」


「おう、その方が良さそうだな。篤見もあんまり無理するなよ。明日は取り調べだし、思い詰めないように」


「ありがとうございます」




僕の昔の事情を知ってくれている班長に訳を話し、無事に許可も下りて、ちひろちゃんにしばらく付き添うことにした。