「そうだ、篤見さん。この前の、お母さんと何話したら良いか分からないって話。何か良い方法ありますか?」


「それなんだけどね。病院に一緒に行ってもらうのはどうかな?産むってなったら、お母さんと同じシングルマザーになるわけでしょ」


「アドバイスをもらうんですね…。確かに、それなら話せそう」




1人で全てを抱える辛さは、お母さんにしか分からないし、そこを共有できるだけでも、溝は埋まると思う。


今すぐに産むか下ろすかを決めるんじゃなくて、お母さんにしか分からない、伝わらない思いを話し合ってほしいだけ。