「どうぞ。…綺麗に取れたと、思う」


「ありがとうございます。篤見さん、鼻。まだクリーム取れてないです」




ちひろちゃんも、僕の鼻についたクリームを取ってくれた。

でもちひろちゃんは、何事もないように動じていない。



僕が考えすぎなだけなのか。


班長にあんなことを言われて、変に意識しすぎているだけかも。




「ここのクレープ、美味しい」


「本当?良かった。外に出た甲斐があったね」




2人ともペロッとクレープを完食。


久しぶりの会話も弾み、僕が仕事中にやらかした話で大笑いしてくれた。