「ゆっ、ゆゆゆっ、唯都様に触れるなんて恐れ多くて…… いいですいいです、自分で立てますから」


 「わかってないんだね」


 「え?」


 「俺が君のぬくもりを堪能したいんだよ」



 ひゃっ、、、その笑顔……眼福///



 「キミだけの王子様になりきって、姫をエスコートさせてくれないかな?」



 また私のことを姫って……



 「キミに愛されたいんだ。早く俺に沼って欲しい」



 優しくて気品あふれるアイドルアルファ様に沼らない人類なんて、この世に存在する?

 ナマの唯都様に構っていただいて、すでに私は、極甘沼に頭のてっぺんまでズブズブなんだけどな。
 


 「欲しいものは絶対に手に入れたい主義なんだ。アルファの独占欲は異常なほど強いってこと、覚えておいてね」



 あわわわわ……

 唯都様が放つ胸キュンワードがベタ甘すぎて、耳が溶けそう。

 意識が飛びそう。